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倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

今日もきっといいことがある

丸山敏秋著 純粋倫理を深く学ぶ 日本創生

 

皆さんこんにちは。

今日は『今日もきっといいことがある』をご紹介します。

 

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『今日もきっといいことがある』
丸山敏秋著
新世書房/定価¥1,000(税込)
B6版 205ページ

 

 

 “日本が壊れかけている。”

この一文から本書は始まります。

政治・経済をはじめあらゆる領域で問題が多発し、
幾多の混乱が生じている日本。
1998年以降、年間の自殺者が毎年3万人を超えるなど、
由々しき状況が広がる中、
我が国を救い、甦らせるのは、
“他者との絆”であるとの強い思いから著者は本書を上梓しました。

 

 絆とは、強い結びつきである。

 愛の本質も結びつきであるから、絆は愛の別名といえる。

 絆を見失った人は、孤独に耐え切れなくなる。たとえ難病を患っても、自分に生きていてほしいと願う人が一人でもいたら、絶望の淵から這い上がれるだろう。たとえ貧苦にあえいでも、破滅に走ろうとする心を癒してくれる人が側にいたら、活路を見出す気力が沸きあがるだろう。

 家族の絆が失われた家庭は、空しく壊れてしまう。企業でも地域でも国家でも、共同体の中で人々の絆が薄れると、たちまちモラル(倫理道德)は空洞化し、集団は破壊に向かう。(まえがきより)

 

 絆を結ぶべき対象は、人間だけではありません。
伝統や文化、国土や郷土、仕事、職業、物、金など様々なものとの絆を強め、
また新たな絆を創造することが、
日本の喫緊の課題であると著者は訴えます。

では、どのようにしたら絆を強化し、
創造することができるのでしょう。

倫理研究所が研究し、実践普及を推進している、
「純粋倫理」という生活法則があります。
各々がその法則を実践し、日々の生活を改善・向上していくことが、
絆の回復と創造の鍵を握ると著者は断言します。

本書は、
「純粋倫理」を生活のさまざまな場面で実践するうえで、
ヒントにしていただきたい20の話をエッセイ風に綴ったものです。

 

 みずから動き、他者と関わりを持つことから、思いやりをはじめとする人間の能力がはぐくまれる。

 たくさんの本を読めば、多くの知識を得ることができるだろう。(中略)しかし、いくら知識が豊富でも、それが行動と結びついた知恵に熟成されなければ、たくましく生きる力は身につかない。

 それにはやはり、動くことなのだ。動けばかならず他者と関わる。関われば、問題やトラブルも発生する。それ「がよい」のだ。

 思いやり不足の世の中は、自分のことしか考えず、積極的に動いて人と関わろうとしない大人社会の風潮が招いてしまった。このままではいけないと思うならば、まず自分から動いてみることだ。

 明るい挨拶、気持ちのよい返事は、すでに思いやりの行為にほかならない。クヨクヨ思い悩む前に、まずはできることから動いてみよう。結果は、あとからおのずとついてくる。(第5話より)

 

あの東日本大震災発生から4年が経過しました。
未曾有の災害の中にあって、
日本中で「絆」の大切さが再認識されたのは記憶に新しいと思います。
被災地で他者のために人々は進んで動きました。
そこで交わされた励ましや、明るい笑顔の交流が、
人々の心の結びつきを深めたことに疑う余地はありません。

実践の基本は自分から動くこと。
そして、純情(すなお)な気持ちでそのまま実行することです。
ぜひ、本書を参考にして、実践の一歩を踏み出してください。

それがきっと、日本を創造的に再生する一歩となるでしょう。

 

 肝心要は、苦難に遭遇したときに気持ちを切り替え、〈これがよい〉と喜んで明るく受け止めることだ。喜びという光明面に立つのが、大切な心の実践である。

 日々、心を明るく保つ工夫をしたい。その明るさを、周囲にも及ぼしたい。

 いろいろの学びの場で、「よかった」ことを大いに語り合ってはどうか。自分では気づいていない「よかった」ことが、意外にたくさんあるものだ。他人の話を聴くことで、もっと多くの「よかった」ことを発見できるだろう。

 今日もきっといいことがある。そうに違いないのだ。(第20話より)

 

 《目次より》

まえがき

第1話  じっと見つめる

第2話  知らないことが山ほどあるから面白い

第3話  善きことは美しきこと

第4話  なんのためにそれをするのか

第5話  愛による絆を家庭に

第6話  思いやりは倫理の原点

第7話  反省したいことはいくらでもある

第8話  木を見て森も見る

第9話  体も心も温かく

第10話 どうしたら実践できるか

第11話 手足を鍛えて自己を超える

第12話 繰り返す言葉のちから

第13話 機械のような生き方でいいのか

第14話 他人も自分も受け容れる

第15話 昔話は生きる知恵の宝庫

第16話 死と向き合って乗りこえる

第17話 深い感動が自分を創る

第18話 経営道という垂直軸を打ち立てる

第19話 「日本創生」という旗印を掲げて

第20話 今日もきっといいことがある

 

 

本書は倫理研究所ホームページ内

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