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繁栄の法則 ―活路を拓く40のヒント

皆さんこんにちは。

今日は『繁栄の法則』をご紹介します。

  

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『繁栄の法則 ―活路を拓く40のヒント』
丸山竹秋著
新世書房/定価¥1,000(税込)
新書判 264ページ

 

よりよく生きたいからこそ、人は悩み、迷います。
この道で間違いはないか、今やるべきか、待った方がよいのか…。

本書は正しい決断や実行を後押しする指南書として、
著者がこれまでに上梓した、
『いかに乗り切るか』『つねに活路あり』『あなたは生命の元を見つけたか』(すべて新世書房)より、
活路を拓くための実践のヒントを抜粋し、
五つの章立てにして再構成したものです。


第一章「課題を整理する」では、
まずは苦難の本質を知り、
問題や課題の原因を追究することが肝要だとしたうえで、
自身が置かれた境遇を喜んで受け入れること、
持病に感謝すること、愛和な家庭づくりをめざすことなど、
課題克服にあたり最初に抑えておきたい実践の心構えについてお伝えします。


第二章「リーダーの自覚」では、
「人のために尽くす」ことがすべての働きの第一義であり、
そのうえで常に謙虚な心でいること、
わがままを捨てること、仕事に節をつけること、
職場で働く誰もが“経営に携わっている自覚を持つ”ことなど、
喜んで進んで働くための実践の心得をお伝えします。


第三章「動いてみよう」では、
先手のあいさつや行動の大切さについて言及し、
疑う前に験してみること、思い込みを捨てること、
好敵手を求める気持ちを持つこと、
現状に満足せず常に学ぶ姿勢を持つことなど、
自己を更に成長させるためのポイントについてお伝えします。


第四章「すべてに『ありがとう』」では、
人が生きていくうえでの基盤は他者やモノとの共存共栄であり、
利他共尊の精神に立たければ未来は拓けないとして、
食べ物を大切にする習慣を持つことや、
食後の後始末に心を配ること、
モノを捨てる前に礼を尽くすなど、
日常生活における感謝の実践の積み重ねが、
幸福を掴むことに繋がることをお伝えします。


第五章「躍進のカギ」では、
生きる喜びや最高の生きがいとは、
人に生きがいを与えたときにおのずから自覚されるものであるとして、
真に人に役に立つ働きとは何か、
そこに行き着くための実践とは何かについてお伝えします。
大切なことは、揺るぎない信念を持つことであり、
実際に行動してみることだと著者は訴えます。
 
 

 自分の目で見、耳で聞き、体でやってみる。これを繰り返すことによって、「なるほど、間違いない、確かだ」ということが分かって来ると、それが信念になっていくことは間違いない。手さぐりでもいいからやってみる。一度、二度、三度とこれでやっていく。そうしているうちに、なるほど、これでいけばよいのだという確信がついてくる。が、問題は、この目で見、この耳で聞いたことを、この体でやってみるかどうかということだ。

 やってみなければ分かりもしないし、信念などつきはしない。その「やってみる」ということを、「実行」「実践」というのである。実践がなければ信念はないのである。(本書p.245)

 

たとえどのような状況にあろうとも、
活路を拓くかどうかは「実践力」にかかっています。
本書が皆様にとって、
繁栄への一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。

ぜひご一読ください。
 

《目次より》

|第一章|課題を整理する

 苦難の意義を知る
 問題点はどこだ
 境遇を受け入れる
 円満な家庭を目指しているか
 トラブルの活用
 持病に感謝しよう
 他人の行動から気づきを得る
 すべてに意味がある

|第二章|リーダーの自覚

 他人の役に立とう
 謙虚が一番
 わがままを捨てる
 一歩一歩、確実に
 誠意は尽くしたか
 小さなこともコツコツと
 職場の幸福とは
 給料日の心得
 節目を大切にする
 誰もが経営者

|第三章|動いてみよう

 いつでも先手
 迷うのも人生
 まずやってみよう
 思い込みを捨てる
 見方を変える
 好敵手が自分を伸ばす
 嫉妬も活用できる
 継続に勝るものなし
 現状に満足するなかれ
 心身の調和を

|第四章|すべてに「ありがとう」

 受け継がれるいのち
 幸せを実感しているか
 米も野菜も大地のめぐみ
 共感の心を持とう
 食後の後始末にも気を配る
 捨てる前に礼を尽くす

|第五章|躍進のカギ

 何事も最初が肝心
 人の役に立つ働きを
 どんな経験も無駄はない
 揺るぎない信念を持つ
 成功のイメージ
 これがよい

 

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