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倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

しきなみ短歌読本(改訂版)

皆さんこんにちは。

今日は『しきなみ短歌読本』をご紹介します。

 

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『しきなみ短歌読本』(改訂版)
しきなみ短歌会編
新世書房/定価¥1,200(税込)
新書判 154頁

 

短歌は私たち日本人が祖先から受け継いできた伝統文化の一つです。
文学の形式としてこのような長い生命を持っているものは、
他にはないと言われています。

倫理研究所の創立者・丸山敏雄は、
昭和21年3月に「しきなみ短歌会」を創設しました。
同会は単に歌の上達をめざすのではなく、
短歌づくりによって生活を浄化し、
個性を発揚することを目的としています。
 
 

「個性の発揚」とは、個々人の持っている個性・天性を発揮することであり、「生活の浄化」とは、自分中心の生活を改め、明朗(明るく)、愛和(仲よく)、喜働(喜んで働く)、すなわち、純情(すなお)にあふれた生活を築くというものです。

「しきなみ」という名前は「頻りに寄せてくる波」という意味です。この言葉を短歌会の名前に付けたのは、敗戦による米国・西欧文化の急激な流入に対して、「幾重もの波によって磨かれる日本」「次々と押し寄せる海外の文化を受け入れ、さらに発展してゆく日本の文化」という願いが込められているのでしょう。(本書p.4)

 

昭和の敗戦直後に発足し、
尊い日本文化を継承・発展させながら、
互いに個性を磨き、生活の浄化に取り組んできた「しきなみ短歌会」。
発行する短歌誌『しきなみ』(月刊)への投稿者は毎月5,000名を超え、
日本の短歌結社誌では最多の出詠者数となっています。

本書は同会が編集した、
やさしい短歌入門書です。

今日から短歌を学ぶまったくの初心者を対象に、
『作歌の書』(丸山敏雄著/新世書房)を引用しながら、
短歌の歴史や基礎知識、
短歌のつくり方や注意点について詳しく解説しています。
また、会員の体験事例など短歌による生活改善の実例を紹介しています。

 

日常生活は平凡で変化のないものともいえます。毎日の生活は同じことの繰り返しです。何か物足りない、つまらないと思いながら生活している人も多いのではないでしょうか。

 短歌を始めると、平凡で変化のない生活の中にも実は無限の変化があるということに気づきます。それまで知らず知らず見過ごしてきたものや出来事に、心が動くようになります。(本書p.18)

 

平凡な毎日の中に感動を生み出だし、
心を生き生きとさせてくれるのが短歌です。

自分や自分を取り巻く物事を客観的に見つめることで、
多くの気づきや発見が生まれます。
我欲に気づき、わがままな心を捨てることで、
美しい本当の自分の個性が開花していきます。

本書により、多くの人が短歌の楽しさや素晴らしさに触れ、
短歌による「生活の浄化」「個性の発揚」を、
一人でも多くの方々が体験されることを願っています。

 

《目次より》

序章
短歌のすすめ/しきなみ短歌会について

第一章 短歌とは
1 短歌はうたうもの/2 何をうたうか/3 定型について/4 「字あまり」と「字たらず」/5 助詞について/6 一首一感動/7 短歌の歴史

第二章 短歌の作り方
1 メモを取る/2 歌にまとめる/3 推敲する/4 歌稿用紙に書く/5 添削を受ける/6 仮名遣いと振り仮名/7 文語と口語/8 間違いやすい言葉

第三章 短歌と生活
1 生活の中に歌作りの時間を/2 続けることが上達の秘訣/3 短歌による生活の浄化/4 人生と歌

第四章 歌の仲間
1 歌会に出る/2 しきなみへの投稿/3 吟行会の楽しみ/4 歌集を作る

第五章 歌のひろがり

 

本書は倫理研究所ホームページ内

倫理の本棚(オンラインストア)」で販売しています。

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