倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

よろこんで生きる

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『よろこんで生きる』
丸山竹秋会長没後10年記念珠玉文集
丸山竹秋著
新世書房/定価¥1,000(税込)
B6判 192頁

 

著者は、大正10年に倫理研究所創立者・丸山敏雄の長男として生まれました。
昭和26年に創立者が逝去し、30歳で二代目理事長に就任。
以来理事長として、会長として、
約半世紀にわたり倫理運動の推進に尽力しました。
 
本書は、著者の没後10年の記念出版として、
これまでに月刊誌『新世』や『青年』に掲載した数多くの著作の中から23本を厳選したものです。
 
富士山をこよなく愛した著者が、
富士山麓で生活して得た様々な気づきや、
大自然と人間との関わり方について述べた第一章。
 
旺盛な探究心と慈しみの目をもって、
日々の暮らしや人々の働きを見つめ続けた著者が、
人間が抱くさまざまな感情と行為との相関性について述べた第二章。
 
息子として創立者の謦咳に触れ続けてきた著者が、
丸山敏雄の在りし日の姿から臨終までを振り返った第三章。

そして第四章では、
地球の安寧を願い「地球倫理」の樹立を提唱した著者が、
将来のために人類は今どうするべきか、
視座を高く視野を広げて訴えています。
 
晩年に「雨の日は雨をききつつ風の日は風を聞きつつよろこんで生きる」と詠んだ著者。
温かな眼差しと深い教養によって綴られたエッセイは、
“よろこんで生きる”ための多くのヒントに満ちています。
ぜひご一読ください。


《目次より》

第一章 富士憧憬
自分でやってみる/単純と複雑/読書/現実を愛しているか/自然と人間

第二章 探究心と慈しみ
海をたたえる/心で話す/能弁か、訥弁か/銀座に学ぶ/名前について/心のふるさと/白い色のもつ心

第三章 丸山敏雄への敬と愛
浅い親切 深い親切/街頭にたつ父/父と先生/父の想い出/父の臨終(丸山敏雄伝)

第四章 地球倫理の樹立
『世紀の歩調』の精神/雑草というものはない/人間は驕慢である/月への夢(ムーンライト・ドリーム)/地球の華/“アジア丸”のタグボート

あとがきに代えて

 

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