倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

新世(2016年4月号)

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倫理研究所/¥200
A5判 112頁

 

月刊誌『新世』は倫理研究所が発行する生涯学習総合誌です。

「なごやかな家庭をつくる」を基本に、
夫婦や親子、経営者の「体験記」や、
子育てエッセイ、[誌上]生活相談室のほか、
様々な記事を通して、家族のつながりを深め、
地域や職場生活を充実させるポイントをお伝えしています。

4月号の特集は、先月号に続いて「子供はみんな素晴らしい」です。

桜が咲き誇る4月は、
入園、入学、進級とわが子の成長を感じるシーズンです。
しかし、喜びや期待に包まれる一方で、
あれこれと心配してしまうのもまた、
親心だと思います。
子供がすくすくと成長するために、

親はどのような態度で子供に接し、
どのような家庭を築いていけばよいのでしょうか、
倫理研究所の会員2名による「体験レポート」(実践手記)を通して、
家庭における親の役割について考えます。

特集の「まとめ」に掲載された内容の一部を紹介します。

 

 子供が一番安心し、癒しを得られるのは家庭にほかなりません。
 それでは、家庭の中で父親と母親の役割とは何でしょうか?「父のひかり(父性)、母のぬくもり(母性)という言葉にたとえられます。
 「父のひかり」とは、物事の善悪を教え、社会的な規範を身に付けさせて、子供の行くべき方向を指し示す、ということです。普段から父親が毅然とした姿勢を示していれば、子供の自立を促していくのです。
 「母のぬくもり」とは、子供のすべてを受け入れる、包容力を表します。〈自分はお父さんとお母さんに大切に守られている〉という気持ちが、子供の安らぎにつながり、社会に羽ばたいていく原動力につながるのです。

 

ほかにも倫理研究所が全国各地で行なっている「子育てセミナー」を紹介しながら、
親がわが子と共に成長し、
喜びに満ち溢れた家庭生活を築くためのポイントが綴られています。

また、東日本大震災から5年が経過した被災地を取材した「震災から五年」では、
短歌づくりを通して明日への希望を燃やし続ける子供たちの様子や、
甚大な被害を乗り越え、町の復興に取り組みながら、
純粋倫理の学びと実践に励む会員の現況を紹介しています。

丸山敏秋理事長による巻頭言「新世言」では、
「婚姻の意義」について再認識する大切さをわかりやすく述べています。
激動の時代を経て今なお気骨溢れる人生を歩む人々を紹介する「気と骨」では、
由布院温泉を観光名地にした立役者である中谷健太郎氏を紹介しています。

 

若い世代から高齢者まで、
幅広い読者の方々にご愛読いただいている『新世』は、

毎月1日に発行しています。
ぜひ、ご一読ください。

 

《目次より》

巻頭言
・新世言「見直したい『婚姻の意義』」丸山敏秋(倫理研究所理事長)

巻頭連載
・気と骨―歩み続けるひとびと[73]-中谷健太郎氏(82)(由布院温泉亀の井別荘相談役)

特 集
・子供はみんな素晴らしい[2]

体験レポート
・生まれてきてくれてありがとう。一緒に育っていこうね
・早寝早起きをモットーに、順序を守って

震災から五年
・町の復興、家族への気持ちを短歌に託して(家庭倫理の会宮城)
・あの日を忘れない。故郷が元通りになるまで(家庭倫理の会岩手)

連 載
・つなぎ、拡がる倫理運動[22]-「教育創生フォーラムin広島」
・明日へのエール[16]-「凛々たる勇気を、様々な支援を通して届けよう」
・わくわく子育て親育ち[4]-「親が率先してお手本を示そう」
・にっぽん名勝紀行[4]-「瀬戸内爛漫」山梨勝弘(風景写真家)
・摘んで、味わう野草帖[4]「サクラ」「カラスノエンドウ」岡 田恭子(料理研究家
・世界一期一会[4]-「インドそのⅠ」三井昌志(写真家)
・昔むかしの物語[16]-「似せ本尊」すずき大和(絵本作家)

 

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