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倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

苦難は幸福の門-生活倫理相談ガイドブック

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丸山敏秋著
新世書房/¥1,000(税込)
B6判 216頁
ISBN978-4-908490-00-2

 

本書は、以前に本ブログでご紹介しました、
答えはあなたの掌のなかに―生活倫理相談ガイドブック』の内容を踏まえつつ、大幅な加筆修正を加えて刊行されました。

純粋倫理という生活法則にもとづき、
いろいろなカウンセリングの理論や手法を援用しながら、
来談者が苦難解決と生活改善の答えをみずから見出すことをサポートするのが、
本書がガイドする「生活倫理相談」です。
生活倫理相談士(相談士)が、
純粋倫理の学びと実践の支柱である苦難観を正しく理解していることはもちろんですが、来談者もまた苦難観をよく理解していれば、
よりスムーズに倫理実践に取り組めることでしょう。

そこで、本書では苦難観(苦難は幸福の門)を詳説しながら、
生活倫理相談の要諦を余すところなくお伝えします。

 

 欲張って知識だけを身につけても、実践が伴っていなかったら、飾り物が増えただけで、生きた知恵にはなりません。「いざ実践!」の契機になるのが、さまざまな苦難です。

 苦難は幸福の門。

 その真の意味の理解は、生活倫理相談を受けて実践することで深まるでしょう。また生活倫理相談士の方々は、「まことの働きにより、人を助け、人を救い、人の喜びをわが喜びとする」(『万人幸福の栞』第十条)という境地を実感できるに違いありません。(「はじめに」より)

 第一は、「苦難に真正面から向き合う」こと。苦難に見舞われるとどうしても及び腰になります。辛ければ辛いほど、逃げ出したくなり、早く解決したいと焦るでしょう。心は落ち着かず、自分の置かれている状況が見えなくなってしまいます。そのような姿勢を改めるのです。

 第二のポイントは、「苦難の本質を見極める」こと。すなわち苦難に対する正しい理解と認識を持つことです。

 そして第三は、「一つひとつ正しく切り開いていく」こと。これは確かな実践に挑むということです。理解はしても行動に移さなければ、状況は何も変わりません。(「第一部 生活倫理相談の概要」より)

 苦難に見舞われると、辛さ苦しさで心はうち湿った状態になってしまうでしょう。そこで思いきって気持ちを切り替え、「きっとよくなる」と、未来に対して希望を抱くのです。するとその明るいプラスの気持ちは、うち湿った心の感情を相殺させて、心は「0」の状態に置かれます。それを「0化」と呼びましょう。

 そうなるとそこに、大自然の「生成発展」の力が作動します。「よりよくなる」方向に物事を推し進める宇宙意志です。事はおのずから望む方向へ進んでいくでしょう。「0」の状態の心(心境)、それが「純情(すなお)」にほかなりません。『万人幸福の栞』十二条の「捨てる」こと、十六条「ささげ尽くす」ことも、自分を「0化」することに通じます。世の中で真に成功した人、偉大な働きをした人はみな、「0化」によって大きな力をキャッチしたのです。(「第三部 狭き門より入る」より)

 

第二部「聴く力を養う」で詳説している「アクティブリスニング」は、
家庭や職場、日常生活においても大いに活用したい実践です。

これから資格取得にチャレンジする方々必携の書であり、
また、すでに相談士の資格を得ている方や、
これから「生活倫理相談」受けようとする方々にも、
ぜひともおすすめしたい一冊です。

 

《目次より》

はじめに

第一部 生活倫理相談の概要
 第一章 苦難観の理解を深める

 第二章 個人指導から生活倫理相談へ
 第三章 生活倫理相談とは何か

第二部 聴く力を養う
 第一章 心の法則とカウンセリング

 第二章 アクティブリスニングの意義

第三部 狭き門より入る
 第一章 明朗の極意

 第二章 「捨てる」生活
 第三章 「いま・ここ」に生きるために

おわりに

 

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