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倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

『永遠の輝き』(上・下) 丸山敏雄名言集

丸山敏雄について 純粋倫理を深く学ぶ

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倫理研究所
新世書房/定価各¥1,000(税込)
新書判上製256頁

 

倫理研究所の創立者・丸山敏雄は、
59年の生涯で数多くの著述および講演活動を行ないました。
特に最晩年は衰えた身体に鞭打ちながら、
敗戦後の鬱屈した世に生きる日本人に対して、
苦難救済の「道」として、純粋倫理の真義を示すべく、
著述に大半の精力を注ぎました。

 

 これまでの倫理は、時勢により国により、いろいろのちがいがあった。しかし、ここに生活法則としての実験倫理は、常に不変である。〔中略〕これはちょうど、如何なる宗教も科学も否定することが出来ぬように、電燈が出来ればこれをつけ、ラジオが出来れば放送するようなものである。僧侶といえども、牧師といえども、夫婦の道・親子の道は、この倫理を外にしては正しきを得ないことを断言する。(上巻「純粋倫理の発見」より)

 苦しみを喜んで迎え、病気になれば「おめでとう」という時代が来た。それは、苦難は幸福の門であり、万人が必ず幸福になれる絶対倫理が現われたからである。

 それは、宗教でも、主義でも、学説でもない。実行によって直ちに正しさが証明できる生活の法則(すじみち)である。(「純粋倫理の発見」より)

 苦難(くるしみ)は人を苦しめるためでも、殺すためでもない。正しく生かし、ほんとうの幸福の道にたちかえらせるためのむちであり、照明(あかし)であるのです。恐るべき何物もなく、いやがらねばならぬ何物もありません。今や病気を歓迎し、苦しみを謳歌(たたえ)る時代がきました。何とすばらしいことではありませんか。(「苦難福門」より)

 

本書は、丸山敏雄の膨大な遺稿の中から、
純粋倫理の核となる言葉をセレクトしたものです。
上巻では原理・原則についての著述から、
下巻は日常生活の実践的な内容や、
短歌および書道芸術の心得などから選んでいます。

 

 今日一日が私の一生だ、今日は二度とこない、やり直しはできぬ、と気がついたら、朝寝坊などできたはなしではありません。立ちおくれたら、もう負けだと見てよい。「新しい倫理」の実践は、早起きから始まります。国家の再建もまず早起きからです。

 事を為そうとする者は、太陽をして、己の寝床をうかがわしめてはなりません。まず一仕事片付けて、ゆうゆうと日の出を迎えるように致しましょう(下巻「日常の心得」より)

 苦難のないところに、ほんとうの芸術は生まれない。

 

 艱難こそは、芸術家の師である。病魔よ、来い。これがわれらが友である。貧も苦も深ければ深いほど、われらに幸いするもの。何でも来い、なに、へたばるものか。

 

 一身に重畳する苦難の多ければますます勇み、強ければいよいよ努め、いっさいを美の絶対境に転じ、大自然を直ちに芸術とし、生活そのままを芸術と客観する大不動心に突っ立つ。

 ここに偉大な芸術が生まれる。(下巻「芸術―生活浄化の途」より)

 

丸山敏雄の言葉は常に明るく前向きであり、
今なお、あたたかな輝きを放ち続けています。

 

 「希望は心の太陽である。」日が昇れば、夜があける。いつも心に希望を持ち、太陽のように明るい心を高く掲げて堂々と進む人の前途には、決して不幸は来ない。

 悲観は、雲である。憂いは、霧である。さわやかな希望の薫風(かぜ)で吹き払おう。燈火をあかるくしよう、そして高く掲げよう。燈を太くしただけ、高くかかげただけ、必ず前途は打ち開ける。(上巻「純粋倫理の内容Ⅲ」より)

 

 

《目次より》

上巻
(一)純粋倫理の特色
(二)純粋倫理の原理
(三)純粋倫理の内容Ⅰ
(四)純粋倫理の内容Ⅱ
(五)実践の基本

下巻
(一)日常の心得
(二)家庭生活の基盤
(三)働きと職業
(四)青年へ
(五)芸術―生活浄化の途

 

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