大丈夫―言えば変わる人生だから
皆さんこんにちは。
今日は『大丈夫』をご紹介します。
『大丈夫―言えば変わる人生だから』
山口健次著
新世書房/定価¥1,000(税込)
B6判 196頁
日本では古くから、
言葉は「言霊(ことだま)」といい、
霊的な力が宿ると信じられてきました。
万葉集で山上憶良が日本を指して「言霊によって栄える国」と詠み、
柿本人麻呂が「言霊が幸をもたらす国」と詠んだように、
日本人は言葉の持つ力を畏れ敬ってきました。
本書は良い言葉を発すれば良いことが起こり、
不吉な言葉を発すると悪いことが起こるという言霊の持つ性質に、
倫理研究所が長年に亘り研究している純粋倫理という生活法則の視点を重ねて、
明るい未来を切り開く「プラスの言葉を発する実践」についてお伝えします。
否定の言葉は、存在を認めようとしない差別の意識を生み出すだけでなく、嫌がり、さげすみ、憎み、排撃するマイナスの感情を作り出し、倍増させます。さらに目つき顔つきを険しく、又はだらしなく変えます。動作も、よりだらしがない緩慢なものに変えるが、ますます攻撃性を露わにした乱暴な行動に変えます。
物事を言葉でとらえ、声に出し文字に書き表わすと、認識・感情・物の見方や考え方などの「思い」と、仕草をはじめとする行動が相乗し、強化されます。
「言霊の相乗法則」です。(中略)
ところが、いったん「大丈夫」と口に出して言えば、不思議にも感情の奥深い谷底に、ひとすじの光が差し込みます。そして「プラスの相乗効果」が現れます。
〈うん、まだまだやれるわ〉
〈まだまだ道は残されている。打つ手は無限というじゃないか〉
〈よし、今度はこれでいこう〉
〈きっとできる、必ずできる、必ずやれる〉
と、気力が漲ってきます。(本書p.3~5)
本書のベースは、
著者が平成22〜23年にわたり月刊誌『新世』(倫理研究所発行)に連載した
「言えば変わるわが人生」です。
言霊の性質を更に理解し、実践に磨きをかけていただけるよう、
「青春」(10~20代)
「朱夏」(30~40代)
「白秋」(50~70代)
「玄冬」(80代~)と、
世代ごとの章立てにして、大幅に加筆しました。
「大丈夫 言ったとおりになっていく」
「大丈夫 子供は立派に生きていく」
「大丈夫 老いることは美しい」など、
各章にはその世代の人に念じ発して欲しい言葉を、
著者の直筆で掲示しています。
また、朗読することで、
感謝の念や生きる勇気が湧いてくることを願い、
著者オリジナルの詩を掲載しています。
普段は何気なく使っている“言葉”ですが、
その「霊妙な威力」を知り、敬仰の心を持って、
日々、明るく朗らかな言葉を使うよう努めれば、
言葉に添うように生活態度が改善されて、
希望に満ちた人生を切り開くことができると著者は言います。
ぜひご一読ください。
言った通りの人生ですから、言葉しだいで幸運にも盛運にもなるのです。
青春の章では未来を切り開く言霊を提言しました。朱夏と白秋の章では、苦難を歓喜に変える言霊、終章ではつつがなく人生の美しい締めくくりができるための言霊を紹介しました。どの章から読んでいただいてもかまいません。
言霊は実践が命です。(p.194~195)
《目次より》
プロローグ
青春の章
大丈夫 言ったとおりになっていく
大丈夫 きっとよくなるうまくなる
大丈夫だったね もう大丈夫
朱夏の章
大丈夫 わが命は太陽 私の心はお月様
大丈夫 できていることが できていく
大丈夫 やればできる
白秋の章
大丈夫 子供は立派に生きていく
すべてはあなたのお陰です
玄冬の章
大丈夫 老いることは美しい
天与の宝器よ 有難う
エピローグ
※本書は現在販売しておりません。(2016.10.17記)