倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

であい―元気が出るりんりの言葉⑤

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倫理研究所
新世書房/定価¥500(税込)
B6判変型 56頁

 

これまで本ブログでも紹介した「元気が出るりんりの言葉」シリーズ。
第五弾の本書は「であい」をテーマに、
選りすぐりの言葉をセレクトしてお伝えします。

 

生かされて生きる

 この世は、右にも左にも、縦にも横にも、すべて一つづき。遠い祖先の昔から、永遠に子孫に至るまで、リレーレースの選手のように、今、自分はその大きい網の結び目に生きている。鎖のように、1つまた1つ、であい、つながり、つづく。これが手を出し、足をのべて、親戚とつながり、同胞とからみあって、大きい立体の網となって、地表を舞台とする大自然の演劇を踊りつづけているのである。何という荘厳、歓喜であろう。生きること、これこそ喜びの燃焼であり、働くこと、これこそ歓喜の結晶である。

朗らかに迎える

 ふりかかった火の粉は、自分で払いのけるより方法はない。喜んで朗らかに静かに、困難を迎えることである。歯を食いしばって苦難と戦う、これでは苦しくて仕方がない。そんなものではない。苦難は、鬼の面をかむった救いの女神である。それと知らずに、きらって、追いのけようと、いら立ちさわぎ怒り狂うから、つい苦難もその本性を見せずに、いつまでも苦しめの手をゆるめないものである。度胸をすえて正面から四股をふんで、笑って取り組んでみるがよい。

夫婦はあべこべだからよい

 夫婦はもともといろいろな面で対になっている。それがよいのである。反対だから一致できるのだ。そろってキチンとしている夫婦など、一見よいように見えるが、四角四面で味もそっけもない。おそらくはうるおいのない家庭になってしまうのではないか。
 相手の気に入らないところには、自分を磨き、補うものがあり、そこによさがあるのだと、味わい深く。床しく、楽しく暮らしたいものである。互いに愛と敬に基づく教師なのである。

 

人生には様々な「であい」があります。

人との「であい」に限らず、
物や道具との「であい」
学校や仕事との「であい」もあれば、
苦難や試練との「であい」もあります。
そうした「であい」の一つひとつをどう捉えるかで、
境遇が、運命が変わっていきます。

本書には、数多の「であい」を成長の糧とし、
よりよい人生を切り拓くための好機にできる、
「りんりの言葉」が詰まっています。
ぜひ、ご一読ください。
 

《目次より》

・私の仕事を愛する
・朗らかに迎える
・自分の尊さを知る
・記念日には元点に帰る
・やってみなければわからない
・自慢は実力のない証拠
・お金は生かして使う
・生かされて生きる
・どんな気持ちで働いたか
・小心であってもよい
・わが物はない
・空所を持つ
・逆境をくつがえす力
・にっこり笑って損をする
・天のソロバンは誤りがない
・真に世のためになる
・大いなる道を開く
・恩の糸に結ばれている
・ただじっと見る
・まことの父親になる
・迫力を身につける
・夫婦はあべこべだからよい
・であいが変わってくる
・あの世に行っても実践する

 

本書は倫理研究所ホームページ内

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