倫理の本棚ブログ

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道は近きにあり―日本創生への道Ⅲ

 皆さんこんにちは。

今日は『道は近きにあり―日本創生への道Ⅲ』をご紹介します。

 

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『道は近きにあり―日本創生への道Ⅲ』
丸山敏秋著
新世書房/定価¥1,000(税込)

 

国際社会は今、
トリレンマ(3つの選択を迫られるが決められないこと)の
危機にあるといいます。
それは、経済成長、エネルギー需給安定、環境保全の3つです。

経済の維持・成長のためには、資源エネルギーの消費が必要であり、
それを抑制しすぎては経済発展が不可能になります。
しかし、エネルギーの大量消費は環境破壊に繋がります。

拡大発展を宿命とする近代資本主義経済に生きる私たちにとって、
果たして環境を破壊せずに資源エネルギーを確保し、
さらに経済成長を促していくことは可能でしょうか。

日本もまさにトリレンマの危機の渦中にあり、
加えて食料自給率の低下や政治の混迷、
少子高齢化問題など様々な危機に見舞われています。

今こそ日本の未来に明確なビジョンを描けるかが問われており、
あらゆる領域で日本創生(日本を創造的に再生すること)が求められています。


なかでもトリレンマの危機を脱するためには、
環境保全を含めた経済成長の確立が不可欠であり、
そのためには、利他の精神に則り、真摯に倫理経営を実践し、
共尊共栄をめざす企業経営者の輪を拡げる事が欠かせないという信念のもと、
前著『日本創生への道―倫理法人会のめざすもの』、
『夢限りなく―日本創生への道Ⅱ』に続くシリーズ3作目として、
著者は本書を上梓しました。

経営の「経」に当たる道を踏めば、手段方法である「営」はおのずと見えてくるでしょう。そしてその道は、深山幽谷のような遠くに求める必要はありません。道はつねに現実直下の、ごく近くにあるのです。(「序説」より)

 

内容は4つの章で構成されています。

 

第1章では歴史を紐解きながら、
今日の日本の国難および危機の根底にあるものを指摘するとともに、
「五箇条の御誓文」をとり上げて、
日本の精神文化に淵源する日本創生の要について解説します。

 

第2章では自己と他者をつなぎ結ぶうえで欠かせない「信」について、
その重要性を見つめ直しながら、
お金や経済、 企業活動も「信」によって成り立っていることを、
『万人幸福の栞』(丸山敏雄著/新世書房発行)に即して解説します。

 

第3章では、深刻な金融危機を招いた自由主義経済の歪みや、
教育の自由化による行き過ぎた「子供中心主義」などを例に挙げ、
真の自由とは倫理的、法的な規範の上に成り立つことを指摘。

自分と他者が共に向上しながらよりよく生きるための道について、
倫理研究所が説く純粋倫理という生活法則に即して解説します。

特に、ふりかかる苦難に対する受け止め方や、心の姿勢、
「苦難を喜ぶ」心境に至るまでの実践の要諦について伝えています。

 

第4章では「希望」をテーマに掲げ、
『万人幸福の栞』14条「希望は心の太陽である」を解説しながら、
希望を燃やせば、どうして実現への道が拓けてくるのかという謎に迫ります。

 

順境もあれば逆境もあり、前進すれば後退するときもあります。
すべては人間の生き方・心の持ち方が元になっており、
「苦難を喜べるか否か」に日本創生の鍵があります。
希望を高く掲げ、雄々しく進むべき道を照らす本書を、ぜひご一読ください。

 

《目次より》

序説 世界金融危機を経験して

 危機から得た教訓
 トリレンマの危機を超えて
 日本の未来にビジョンを描けるか
 本書のねらい

第1章 日本の国難と創生の礎

 1. 日本が経験した未曾有の国難と危機
 2. 近代日本が直面したモラルの危機と現代
 3. 日本創生の礎 ―「精神の垂直軸」の復活

第2章 信なくんば立たず

 1. 独立独歩から連帯共生へ ― 低成長期の特質
 2. お金について問い直す
 3. 商売は信用によって成り立つ
 4.「信」のちから ―『万人幸稫の栞』十五条を読む

第3章 苦難を喜ぶ ―「わがまま」をいかに捨てるか

 1.「倫理」の豊かな内容
 2. 苦難は幸稫の門
 3. 生命の原点に回帰する ―「わがまま」を捨てる最短の道 

第4章 希望は心の太陽

 1. 太陽と希望
 2. 希望の倫理
 3.「0」に立つ

 

B6判236ページです。
 

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