倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

新世(2016年7月号)

f:id:rinribook:20160602133533j:plain

倫理研究所/¥200
A5判 112頁

 

『新世』は生涯学習総合誌です。
「なごやかな家庭をつくる」をベースに、
生活の指針を示す「新世言」や、
苦難は幸福の門を実証する「体験記」、
読者からの相談に答える「こちら生活相談室」などを掲載しています。
毎月、家族や親子のつながりを考え、
地域や職場の人間関係をよりよくするヒントをお伝えします。

7月号の特集では、先月号に引き続き「結婚」を取り上げ、
「親の願い」について考えます。
わが子の幸せを願わない親はいません。
子の結婚を望むのもまた、親心といえるでしょう。
とはいえ、縁は異なもの味なものといわれる通り、
結婚には、当人にとって最も相応しい時期があるものです。
子の結婚を願う親として、
その時期が来るまでどの様な心持ちで生活し、
どのように子と接してゆけばよいのでしょう。

 

親がわが子に、〈結婚して欲しい〉と望むのはごく自然な感情です。昨今、親御さんから、「○歳を過ぎた息子(娘)が結婚しなくて……」という相談を多く受けるようになりました。〔中略〕

結婚は当事者同士の問題ですから、第一に、本人の意思を尊重しなければなりません。親の意志を伝えるとき、「結婚しないと一人前じゃないのよ」とか「もういい歳なんだから」というように話を展開すると、逆に反発されかねません。デリケートな問題だけに、日頃から十分に親子間のコミュニケーションを深めるように努めましょう。

結婚に適齢期はありません。〈ご縁はどこにでもある〉と前向きに捉えましょう。わが子を信じ、〈どうかよき伴侶が現れますように〉と、祈り続けることも大切です。わが子だけでなく、〈結婚によって相手も幸せに・・・・・・〉と願えると尚よいでしょう。(「まとめ」より)

 

大切なのはわが子の気持ちを尊重し、前向きな気持ちで信じて待つこと。
また、子の模範となる親夫婦が自分たちの結婚生活を見つめ直し、
より愛和な生活を心がけること。
本特集では、そうしたポイントやヒントを、
3名の「体験レポート」を通してお伝えします。

丸山敏秋理事長による巻頭言「新世言」では、
「親子関係を築き直す」と題して、
少子高齢化が進む日本の現状を見つめながら、
高齢者との家族の絆を取り戻す必要性や、
介護は必ずしも苦痛ではなく、
新しい親子関係を築くチャンスであることを提言しています。

「こちら生活相談室」では、
義父母と教育方針が合わずに悩んでいる、
若いお母さんからの相談に対してアドバイスしています。
「暮らしの道しるべ」では、
生活をよりよくするための“今月の実践ポイント”として、
後始末の実践についてお伝えします。

若い世代から高齢者まで、
幅広い読者の方々にご愛読いただいている月刊誌です。
ぜひご一読ください。

 

《目次より》

巻頭言
・新世言「親子関係を築き直す」丸山敏秋(倫理研究所理事長)

巻頭連載
・気と骨―歩み続けるひとびと[76]-小泉景氏(86)(京印章印刻師)

特 集
・結婚②―親の願い

  体験レポート
  ・親思いの長女に感謝して、二人を見守りつづけます
  ・食卓の枝豆と、夫婦ならではの喜び
  ・亡夫と見守る、娘の新たなスタート

連 載
・明日へのエール[19]-「己の生きる姿勢を正し、人生の『花』を咲かせよう」

・わくわく子育て親育ち[7]-「よくなろうとする努力を褒めましょう」
・にっぽん名勝紀行[7]-「紺碧の海と白浜」山梨勝弘(風景写真家)
・摘んで、味わう野草帖[7]「オオバコ、スイカズラ」岡田恭子(料理研究家
・世界一期一会[7]-「インドそのⅣ」三井昌志(写真家)
・心の摘み草[437]-「片づけを再開する」岸本葉子(エッセイスト)
・昔むかしの物語[19]-「龍宮女房」すずき大和(絵本作家)
・思い出オルゴール[112]-「青い山脈

 

定期購読及びバックナンバーも購読できます。

倫理研究所ホームページ内
倫理の本棚(オンラインストア)」よりお申込みください。

一般社団法人倫理研究所|倫理の本棚 無断複製・転載を禁じます。