倫理の本棚ブログ

倫理研究所の出版物をご紹介します。

新世(2016年12月号)

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倫理研究所/¥200
A5判 112頁

 

家族や親戚、友人、同僚と、
一緒に食事をする機会が増えるのが年末年始です。
皆で食卓を囲んで、楽しい時間を過ごすとき、
料理は一際美味しく感じられませんか?

人が集まる場所に食事が提供されると、話題はどんどん膨らみます。
何より料理には作ってくれる人の愛情が詰まっています。

12月号の特集は「共に食べる喜びを」です。

地域の人たちによる「共食」スペースとして、
世代や国籍を超えて多くの人たちに利用されている、
「地域リビングプラスワン」(東京都板橋区)の取り組みや、
3名の体験レポートを通して、
家族や友人、地域の人々の心をつなぎ、
心身の健康を育む「共食」についてお伝えします。

 

みんなで食卓を囲むようになってからは、家族の会話も弾み、食事の時間が一際楽しみな時間になりました。その頃から、娘が目に見えて健康になっていったのです。夜の発作も減り、毎月の病院通いが、二ヶ月に一度から三ヶ月に一度となって、幼稚園を卒園する頃には服薬の必要がなくなりました。娘の病を通して、家族のつながりも一層深まりました。(体験レポート②より)

せめて一日のうち、一食くらいは家庭で、生命のもとである食事をとりたい。これは万人の希望であろう。親子・夫婦団欒の中での食事、そこに生命活動をさかんにするもとがあるのである。(中略)
 子供は、親の食事の状態を見ている。朝飯、夕飯……いのちの元とも思わず、ただ無造作に食べる親の口元。ありがとうと感謝しながら、たとえ粗食であっても謹んで、おいしくいただく親の表情、しぐさ。そんなものを虚心に子供は見ていて、すぐその通りに実行するのである。(「家庭教育の基本は、食事にあり」より)

 

連載の「新世言」では、
昨今の人工知能(AI)のめまぐるしい進歩を受けて、
便利や効率主義に潜む「機心(機械にとらわれる心)」について触れ、
機械に支配されない生き方の必要性について提言しています。

「明日へのエール」では、
大変動の世の中でも生き残る企業に共通する「秘訣」について、
「誠を貫く働き」や「共尊共生の精神」を主軸とした、
倫理法人会での学びをお伝えします。

「わくわく子育て親育ち」では、
物事の順序を決める際のポイントは「長幼序あり」として、
兄弟や姉妹をもつ家庭では何事も、
「まず上の子から行なう」ことの重要性をお伝えします。

「からだを整え、すこやか毎日」では、
柔道整復師の佐藤正孝さんが、
ストレートネックの改善・予防法について解説します。

ぜひご一読ください。

 

《目次より》

巻頭言
・新世言「『機心』が人を惑わす」丸山敏秋(倫理研究所理事長)

巻頭連載
・歩み続けるひとびと「気と骨」(81)-髙野昌明(からすみ元祖髙野屋会長)

特 集
・共に食べる喜びを

  ・地域の取り組み「『おうちごはん』『おかえりごはん』」(NPO法人ドリームタウン)
  ・レポート「親子そろう幸せ」
  ・レポート「手料理と家族団らんで娘も健康に」
  ・レポート「世代を超えてつながる集い」

連 載
・小学生の作文(2)「大切な家族へ」

・明日へのエール(24)「誠を貫く働きが、企業の繁栄につながる」
・グローバル時代の倫理運動(2)「ブラジル倫理の会②」
・わくわく子育て親育ち(12)「どの子もみんな素晴らしい」
・親と子のページ(5)「ようこそ!『子育てセミナー』へ」(家庭倫理の会高松市
・にっぽん名勝紀行(12)「極寒の奥日光」山梨勝弘(風景写真家)
・摘んで、味わう野草帖(12)「ツワブキユキノシタ」岡田恭子(料理研究家
・世界・一期一会(12)「ブータンその3」三井昌志(写真家)
・昔むかしの物語(24)「鴨とりごんべえ」すずき大和(絵本作家)
・心の摘み草(442)「身近な挑戦者」岸本葉子(エッセイスト)
・魅力ある一皿(45)「お萩」出久根達郎(作家)
・からだを整え、すこやか毎日(12)「ストレートネックの改善・予防法」佐藤正孝(柔道整復師

 

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